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相模原にテナント同士の“共創”促す物流施設

「GLP ALFALINK 相模原I」外観
敷地中央には共用棟「リング」を設置。カフェ、レストラン、コンビニ、託児所等が誘致し、地域住民にも開放する。日本GLPが主導し、入居テナント同士を結び付けるイベント等も開催していく

 日本GLP(株)は、物流施設4棟等で構成する「GLP ALFALINK相模原」のうち、「GLP ALFALINK 相模原1」(相模原市中央区)をこのほど竣工。24日、竣工式を執り行なった。

 「創造連鎖する物流プラットフォーム」をコンセプトに、従来にはない価値や事業を創造していく拠点となる施設造りを目指す「GLP ALFALINK」シリーズの一環。「相模原」は、総開発面積約29万4,455平方メートル、延床面積約67万3,437平方メートルと関東最大級の開発規模で、2020年に着工。23年に4棟すべてが竣工する計画。

 今回竣工した「1」は、圏央道「相模原愛川IC」より約4.3km、「相模原IC」より約7.1kmと、関東エリアの玄関口であり、さらに関西・中部へのアクセスも容易な物流適地に立地。敷地面積は約13万6,660平方メートル、延床面積は約33万1,343平方メートル、鉄筋コンクリート造地上5階(一部6階)建て。8月に竣工済み。

 工場用途や冷凍冷蔵に対応した区画を整備することで、入居企業のサプライチェーンの統合をサポートする。5階のターミナル区画には佐川急便(株)および西濃運輸(株)が入居。入居テナントには特別に集荷・出荷の締切時間を延長することで、集荷・出荷業務を効率化できるようにした。敷地内には、人材派遣会社4社の事務所も設置し、入居企業の円滑な労働力確保を支援していく。

 入居テナントは、すでに10社以上が決定しており、9月1日に稼働済み。

 「相模原」全体の共用棟として、敷地中央には、環状にデザインした直径約90mの共用棟「リング」を設置。カフェ、コンビニ、レストラン、託児所等を誘致するほか、施設周辺にはスポーツ等を楽しめる「多目的コート」も開設し、地域住民にも開放。入居企業や地域住民同士の交流を促す場として運営していく。11月には「リング」部分の店舗等が開業する予定。
 また、さまざまな企業、研究機関、自治体とコラボレーションし、最先端の技術も導入する。グループ会社の(株)モノフルと協業し、施設専用アプリを開発。アプリ上で顔認証システムによる入館や共用施設の予約、レストランでの注文・決済等を可能とし、施設全体で利便性の向上を図る。

 同社代表取締役社長の帖佐義之氏は、「共用部の“リング”を核に、物流業務に携わる企業同士が新たなビジネスを共創することで、物流業界全体の底上げにつなげたい。当社も施設の運営に関わり、企業をつなぐ各種イベントの開催などを担っていく予定だ」等と語った。

5階のターミナル区画
倉庫スペース


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