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芝浦の大規模複合開発を着工/野村不他

「芝浦一丁目プロジェクト」イメージ

 野村不動産(株)は、野村不動産ビルディング(株)、東日本旅客鉄道(株)と共同で推進している国家戦略特別区域計画の特定事業である「芝浦一丁目プロジェクト」を10月1日に着工すると発表した。

 同プロジェクトは、港区芝浦1丁目の敷地に、浜松町ビルディング(東芝ビルディング)の建替事業として今回着工するS棟(地上43階地下3階建て)と、2027年度着工予定のN棟(地上45階地下3階建て)からなるツインタワーを建設するもの。

 区域面積は約4.7ha、延床面積は約55万平方メートルで、オフィス・ホテル・商業施設・住宅を建設する大規模複合開発となる。

 建物内および地域冷暖房施設での省エネの取り組みとして、10年度の都内大規模事業所のCO2排出量原単位の実績と基準とし、都市再生特区の目標である40%削減に対して、目標を上回る45%以上のCO2排出力削減を達成する見込み。また、野村不動産グループのエネルギー事業等による「太陽光発電」と「カーボンニュートラル都市ガス」の導入等により、大規模複合開発における街区全体でのCO2排出量の実質ゼロを実現する予定。

 また、オフィス部分において建築物における評価基準「ZEB Oriented」を取得予定。オフィス用途の延床面積が30万平方メートルを超える建築物では国内初・国内最大規模での取得となる。

 S棟の竣工は24年度、N棟の竣工は30年度の予定。


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