不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

札幌に高層ハイブリッド木造ホテル/三菱地所G

ギャラリーフロア客室(スーペリアダブル パークビュー)
キャビンフロア客室(スーペリアツイン バークビュー)

 (株)ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ、三菱地所(株)は、ライフスタイルホテル「ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園」(札幌市中央区、客室数134室)を、10月1日に開業する。

 地下鉄南北線・東西線・東豊線「大通」駅至近、JR線「札幌」駅より徒歩約15分に立地。延床面積6,157.06平方メートル、地下1階地上11階建て。北海道産木材を使用した国内初の高層ハイブリッド木造ホテル。

 低中層部(1~7階)が各種木質化を施した鉄筋コンクリート造、中層部(8階)1層が鉄筋コンクリート・木造のハイブリッド造、高層部(9~11階)が純木造となっている。構造躯体における木材使用量は約1,060立法メートルで、そのうち8割強が北海道産木材。建物全体を鉄筋コンクリート造とした場合と比べ、約1,380tのCO2発生を抑制し、地球温暖化対策に寄与する。

 2階には、CANVAS LOUNGE「KOKAGE」を設置。木の質感にあふれ、多数の植物に囲まれた空間とする。ラウンジの一角には、札幌の古書店が選ぶ北海道にゆかりのある書籍や、市内の小学校から寄贈された本など約270冊を揃えたライブラリーも用意する。屋上はウッドデッキの床で仕上げ、焚き火を囲んで過ごしたり、グランピングテントを体験したりできる。

 客室は、3~8階の「ギャラリーフロア」と、9~11階の「キャビンフロア」からなる。
 「ギャラリーフロア」には、ワンフロア15室に異なる北海道のアート写真を展示。スタンダードダブル28室(19.9平方メートル)、スーペリアツイン パークビュー36室(23.5平方メートル)、ユニバーサルルーム2室(25.3平方メートル)。
 「キャビンフロア」の客室は、木に囲まれた山のキャビンをイメージ。スタンダードツイン15室(19.4平方メートル)、スーペリアツイン パークビュー12室(23.0平方メートル)、オオドオリスイート パークビュー1室(47.8平方メートル)。

 8月末に竣工済み。


最新刊のお知らせ

2024年6月号

「特定空家」にしないため… ご購読はこちら