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「第6回澄和Futurist賞」表彰式を開催/澄和

左から、村石理事長、中村氏、さだ氏、坂氏、平野氏、御手洗氏

 (一財)澄和(理事長:村石久二氏)は8日、東京會舘(東京都千代田区)において「第6回澄和Futurist賞」表彰式を開催した。

 同賞は、「自然と調和し、和む世界を目指す」とする同財団の理念に沿う「環境保護」「社会貢献」「非戦・平和関連」などをテーマとした活動を継続する個人・団体を毎年表彰するもの。例年は3組程度を選定しているが、今回は「特別賞」と、若い世代に期待を込めて贈る「Next Futurist 奨励賞」を加え、計5人を表彰した(過去のニュース参照)。

 「澄和Futurist賞」には、さだ まさし氏(シンガーソングライター)、坂 茂氏(建築家)、平野伸人氏(「高校生平和大使」創設者)の3名が、「特別賞」は、故・中村 哲(医師)氏、「Next Futurist 奨励賞」は、御手洗 志帆氏(映像ディレクター)が選ばれた。

 表彰式でさだ氏は、「音楽は平和の象徴だと思っている。無料コンサートをすることで、子供を連れて家族で一緒に音楽を聴いてくれる。自分が特別なことをしたとは思っていない」と話し、弾き語りで歌を披露した。また、中村氏の代理の長女・中村秋子氏は「父は家族が一緒にいられること、ご飯を食べられることが、人間の幸せだと話しており、シンプルで当たり前なことですが、大切なメッセージではないかと思う」とコメントした。

 村石理事長は「受賞者の皆さんが長年ひたむきに取り組まれてきたことに心から敬意を表します。幸せの原点は家族やいろいろな人との出会いです。澄んだ心で和む世界をという澄和の理念が、企業社会で生きる方々をはじめ、より多くの方に共感していただけるよう、引き続き努力していきたい」と挨拶した。

 会場には、シドニーオリンピック女子マラソン金メダリストの高橋尚子氏と東京オリンピック女子卓球金・銀・銅メダリストの伊藤美誠氏も駆け付け、乾杯の挨拶が行なわれた。政界、スポーツ界、芸能界、メディアなどの関係者が多数参加し、盛会となった。


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