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大井町でコミュニティ拠点併設のカフェ/東急

「PARK COFFEE」外観
1階カフェ。世界中の産地から直接買い付けたコーヒー豆を使い、本格的なコーヒーを提供する

 東急(株)は、大井町エリアにおけるコミュニティ拠点となるカフェ「PARK COFFEE」(東京都品川区)を14日に開業する。それに先立ち、12日、メディア向けに内覧会を開催した。

 同社が所有地に建物を建設。鉄骨造地上2階建て、延床面積約79平方メートル。1階部分をカフェおよびコミュニティスペースとして、地域住民が“公園”のように気軽に集い、大井町エリアの活性化に取り組める場を目指す。2階は同社沿線開発事業部 開発第一グループ品川担当の事務所とし、コミュニティ形成につながる多様なイベントの企画、開催を主導していく。

 内装には、東急線車両の廃棄部品や、旧駅舎の古材を随所に取り入れた。1階カフェは、自由が丘エリアでコミュニティ形成やカフェ運営を行なう「Sunset coffee」を誘致。店舗の監修には、三軒茶屋のカフェ「OBUSCURA COFFEE ROASTERS」を迎え、世界中の産地から直接買い付けた高品質な豆を使い、本格的なコーヒーを提供する。コミュニティスペースでは、環境対策に取り組むスタートアップ等と協業し、規格外の花を使ったワークショップや、フードロス削減をテーマにしたイベント等を開催するほか、レンタルスペースとして地域住民にも貸し出していく。まちづくりに係るイベントの場合は、無償でのレンタルも予定している。

 同社沿線開発事業部 開発第一グループ 大田・品川担当課長補佐の熊田雄介氏は、「大井町エリアは当社の沿線地域だが、これまで大々的にブランディング戦略に取り組むことはなかった。当施設を核に、まちづくりへの熱意を持つ地域住民と協力し、このエリアを盛り上げていきたい」と抱負を述べた。

1階カフェに併設したコミュニティスペース。右の絵は、アーティスト谷村 友氏による「大井町MAP」。マップ上には地域で有名な店舗等を記しており、利用者のコミュニケーションのきっかけ作りとする
東急線駅舎の古材を活用したベンチ。囲いは、車両に使用されていた荷棚を再利用している


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