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(株)大京は19日、(株)フルタイムシステムと共同で、分譲マンションの各玄関に設置する居住者専用の宅配ボックス「ライオンズスマートボックス」を開発したと発表した。
共用の宅配ボックスが満杯で使えない、「置き配」時に盗難・雨漏れが発生するといった不便を解消し、宅配便以外のクリーニング品、食品も受け取りたいというニーズに対応するのが狙い。
フルタイムシステムによる事前審査を経た配達業者に専用ICカードを配布。カードを使って各住戸の玄関横に取り付けた宅配ボックスを解錠し、荷物を入れ施錠。居住者は、暗証番号や専用ICカードを使用して解錠し、荷物を取り出す仕組み。
3つの収納スペースを設け、非対面で複数の荷物を受け取ることができる。最上段には停電時も解錠できる防災備蓄品の収納スペースも設け、在宅避難に役立つようにした。
10月に着工した物件(東京都葛飾区)に初導入する。
提供開始は2023年3月を予定。今後、フルタイムシステムがクリーニング業者や食品配達業者など提携先を順次拡大、居住者の利便性をより高めていく。