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共用部工事にリサイクル養生シート/大京穴吹不

 (株)大京穴吹不動産は25日、マンションのリフォーム工事現場で使用する養生シートを、廃棄物由来の素材製品へ切り替えたと発表した。

 同社ではこれまで、マンションのリフォーム工事の際の養生シートとして、一般的に普及しているプラスチック製のブルーシートを使用。首都圏における同社の工事現場に限っても、年間約1,000平方メートル(4tトラックで約160台分)を廃棄してきたが、環境面などへの影響を鑑み、このほどオフィスビルなどから排出されるタイルカーペットを再資源化して製造された養生シートを導入、使用することを決定した。

 採用した養生シートは(株)リファインバースが開発した商品。使用後に回収・クリーニングすることで繰り返し使用できるほか、劣化したものは、再び樹脂化することで新たなシートへ再生できる。これにより、廃棄量の削減を進める。なお従来のブルーシート使用時と比較して、CO2排出量の約57%の削減が可能となるという。

 破れにくく、雨の日でも滑りにくいなど、耐久性や安全性の面でも優れているほか、共用廊下の床などにもなじむ色合いのため、工事中でもマンションの美観を維持できる、といったメリットもあるという。首都圏の工事現場を中心に順次導入していく計画。


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