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北参道の「パークコート」、211戸に申し込み/三井レジ

「パークコート神宮北参道 ザ タワー」完成模型
内外装に「居心地の良い巣」をイメージした、曲線と編み込まれた形状が特長的な「NEST」デザインを採用

 三井不動産レジデンシャル(株)は10日、建設中の分譲マンション「パークコート神宮北参道 ザ タワー」(東京都渋谷区、総戸数471戸)を報道陣に公開。販売開始より約半年で、想定を上回るペースで211戸が申し込み済みであることを明らかにした。

 東京メトロ「北参道」駅徒歩1分、JR「代々木」駅徒歩6分に立地。敷地面積4,837.13平方メートル、延床面積5万5,655平方メートル、鉄筋コンクリート造地上27階地下1階建て。竣工は2023年6月下旬の予定。

 「明治神宮・代々木公園」「新宿御苑」「神宮外苑」の3つの広大な公園に360度囲まれた眺望から、内外装に「鳥や動物が羽を休める居心地の良い巣」をイメージした、曲線と編み込まれた形状が特長的な「NEST」デザインを採用。ランドスケープは、総合設計制度を用いて広々とした空地を整備するとともに、屋上・基壇部壁面緑化を含む四季折々の植栽が足元に広がる計画とした。

 専有部以外のサードプレイスとして、気分やシーンに応じて好みの場所を選んでくつろげる多彩な共用施設も用意。屋上には、開放的でリフレッシュできる空間として、公園の緑を眼下に軽食やドリンクが楽しめる「フィーリングデッキ」や、スクリーンを備えパーティなどに利用できる貸切スペース「スクリーンデッキ」などを設置。
 敷地内高低差を生かした地下1~2階の3層吹き抜け空間には、“巨大な巣”のような共用部を組み込んだ。5つのフロアプレートで構成する多層構造に、フィットネスルーム、パーティーラウンジ、ランドリーラウンジほか、大テーブルや一人掛けソファ等、“居心地の良い巣”を実現する多様なスペースを用意。
 神宮外苑周辺のサイクリングコースに近く、自転車関連ショップ・サイクルカフェが複数存在する北参道エリアを意識した商品企画として、スポーツバイクのレンタサイクルの提供や、工具を備え自転車メンテナンスやDIY作業スペースとしても利用できるサイクルワークショップの開催などを実施していく。

 住戸間取りは、1LDK(133戸)・2LDK(198戸)・3LDK(140戸)。専有面積40.40~237.49平方メートル。ペントハウスは10戸用意。うち4戸はジャグジーを備えたルーフバルコニー付き住戸とした。

 4月29日より第1期販売を開始しており、現時点までの販売戸数は222戸。間取り2LDK・3LDK、専有面積61.35~237.49平方メートル、販売価格は1億2,880万円~13億7,000万円(平均価格は約2億2,800万円)。販売中物件の平均坪単価は800万円台後半。なお、ペントハウス10戸中9戸がすでに申し込み済みとなっている。購入者からは、眺望が高い評価を得ている。

 エントリー総数約9,300件、10月31日時点の来場数は1,659組。登録申込者の属性は、年齢は30歳代が約15%、40歳代が約25%、50歳代が約26%、世帯人数は1人が約23%、2人が約30%、3人が約14%、居住地は渋谷区内が約17%、新宿区が約9%、港区が約9%、その他東京都内が約48%。約3割が投資目的で購入。

1LDK(約90平方メートル)のモデルルーム。角部屋の曲線を生かした間取りとなっている
最上階237平方メートルのペントハウスモデルルーム(3LDKを1LDKに変更)


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