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相模原の物流施設でまちびらき/日本GLP

テープカットの様子。写真左から佐藤 可士和氏、日本GLP代表取締役・帖佐義之氏、相模原市長・本村 賢太郎氏

 日本GLP(株)は11日、大規模多機能型物流施設「GLP ALFALINK相模原」(相模原市中央区)のまちびらきを行なった。

 同社が新ブランドとして立ち上げた「ALFALINK」における第一号案件。クリエイティブディレクターの佐藤 可士和氏と共に、コンセプト設計等を実施し、これまでにない価値や事業を創造していく拠点となる施設づくりを目指し、「Open Hub」、「Integrated Chain」、「Shared Solution」をコンセプトに、さまざまな施設、サービスを提供している。詳しくは過去のニュースを参照。

 本日まちびらきを迎え、環状の共用棟「リング」では1階にコンビニエンスストアと、2階のカフェテリアがオープン。敷地内ではマルシェを開催した。今後は展望デッキ前に開設したグラウンドでは地域のスポーツチームと協力して定期的にイベントを開催していくほか、利用希望者に貸し出す計画。

 まちびらきを迎え挨拶に立った同社代表取締役の帖佐義之氏は「物流施設ディベロッパーがまちびらきイベントを開催するのは、おそらく初ではないか。物流という生活に密着した業務を行なう施設なのに、人々は前を素通りするだけで、気にもかけない施設。そうではなく、物流施設は生活者にもっと近い施設であり、そこで働くことが誇りになる、そうした施設にするために、地域に開いた施設づくりを進めた」と挨拶した。

 トークセッションには、本村 賢太郎相模原市長も登壇。「バスケット、フットサルが楽しめるコートがあり、芝生の上でくつろげる、弁当を広げることもできる。素晴らしい場所を地域に提供してくださり、本当に感謝している」と述べた。

 なお、同日付で、同社と相模原市、佐川急便(株)が「災害時における救援物資の受入れ及び配送等並びに救援物資受入れ拠点の設置等に関する協定」を締結した。災害発生時や発生の恐れがある場合に、3者で連携し、災害対応の体制を整える内容。災害発生時に、日本GLPは倉庫や共用スペースを、佐川急便は救援物資等の輸送に関わる業務を提供する。

共用棟1階のコンビニは、誰でも利用可能
まちびらき当日はマルシェを開催。地域と連携しながら今後もさまざまなイベントを開催していく計画


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