東急（株）、楽天グループ（株）、楽天東急プランニング（株）の3社は11日、楽天が運営するファッションサイト「Rakuten Fashion」のポップアップストア（東京都渋谷区）をオープン。12日にメディア向けに内覧会を開催した。
楽天東急プラニングが取り組むOMO事業の一環。OMOとは「Online Merges with Offline」の略で、オンライン、オフライン（実店舗）の垣根をなくすことで、顧客にとって効率の良い購買体験を与えるためのマーケティング施策のこと。
店舗は「渋谷スクランブルスクエア」5階に開設。「Rakuten Fashion」のマーケティングデータとファッション誌等で活躍するスタイリストのノウハウを生かし、サイトから厳選した約30ブランドから、女性向け秋冬アイテム約180点を展示・販売する。店頭ではサイト上の人気商品を実際に手に取って検討できるほか、東急百貨店の販売スタッフにコーディネートの相談も可能。購入時は、商品に付帯するQRコードをスマホで読み取ることで、「Rakuten Fashion」の商品ページ上で好きな時間に決済できる。商品は、後日購入者が指定した住所に届けられる。
12月1日までの期間限定オープンとし、利用者からの反響等を検証していく。
楽天東急プランニングは、東急と楽天が双方で蓄積するオンライン・オフラインのデータを活用したソリューションの企画会社として、2020年7月に設立。両者の消費行動分析データの活用による商品計画の強化、広告パフォーマンスの最大化等に向け、実証実験を行なっている。