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北海道放送本社跡地にオフィス・ホテルの複合施設

計画建物外観パース

 NTT都市開発(株)は12日、「(仮称)札幌北1西5(旧北海道放送本社跡地)計画」(札幌市中央区)の新築工事を着工した。

 開発地は、北海道庁と大通公園に挟まれたエリア、札幌市営地下鉄「大通」駅徒歩6分、JR「札幌」駅徒歩10分に位置する。ホテル・オフィス・店舗等からなる複合施設を新設する計画。敷地面積約4,606平方メートル。建物は鉄骨造鉄筋コンクリート造制震構造地上26階地下2階建ての北棟と、7階建ての南棟の2棟編成。延床面積は約6万916平方メートル。

 オフィスは北棟3~16階と南棟2~7階。北棟は、基準階面積約500坪。最小約30坪から入居可能とする。南棟はインキュベーションオフィスとする。テナント専用のラウンジを設置。また、NTTグループのICTを活用したワーカーのサポートを行ない、新しい働き方の実現に寄与する。
 ホテルは国際的なホテルチェーンを誘致し北海道の食文化を感じられるレストラン等も出店する予定。
 また、同ビル利用者以外の市民や観光客も利用できる約1,300平方メートルの屋内外広場も用意する。大型ビジョンを備えたアトリウム空間では北海道の観光情報等を発信。飲食店舗も設け、憩いの場とする。

 BCP対策として最大72時間給電可能な非常用発電設備を導入する予定。また、屋内広場の一部は100人程度を収容できる一時避難所として提供する。感染症対策としては、カードキー等と連動したエレベーター行先階指定システムを導入し、エントランスからテナント専有部までタッチレスで移動できるようにする。

 竣工は2024年2月の予定。


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