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三井不、上海で海外初の駅ビル商業施設を開業

「三井ショッピングパーク ららステーション上海蓮花路」外観イメージ
内観イメージ

 三井不動産(株)は10日、上海閔三商業管理有限公司を通じて、上海地下鉄1号線「蓮花路(レンファールー)」駅に商業施設「三井ショッピングパーク ららステーション上海蓮花路」を開業した。海外における同社初の駅ビル商業施設となる。

 同施設は、敷地面積約1万7,600平方メートル、延床面積約3万1,000平方メートル、鉄骨造地上5階地下1階建て。「Smart Lifestyle Statian」をコンセプトに、上海のトレンドを取り入れながらスマートなライフスタイルを発信していく。

 外観は上海市郊外と市内の結節点である「蓮花路」駅から、「門」をイメージしてデザイン。上海に古くからある石庫門のレンガ模様から着想を得た壁面デザインを採用し、施設全体を大きな門に見立てた。内部は、東西約300mに伸びる施設形状を生かし、「蓮花散歩道」をコンセプトに各フロアで「Water Road」「Green Road」等とテーマを設け、まち歩きを楽しめるような空間を創出した。

 テナントは全90店舗で構成し、店舗面積は約1万6,500平方メートル。ドイツ発のスーパーマーケット「ALDI」や、ファッションブランド「niko and...」など、利便性の高い店舗等を誘致。1階にはフードホール「station bazzar」を開業し、から揚げ専門店やたこ焼きバルなど、多様な飲食店を用意する。駅と直結する2階には手土産になるスイーツの店舗や、立ち寄りに便利なカフェ等を集積。5階にはシェアオフィスを誘致し、多様なワークスタイルにも対応する。

 グランドオープンは22日。


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