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リノベる、NTT西の社宅7棟を再生

「ルノアス甲子園」外観

 リノべる(株)は16日、(株)NTT西日本アセット・プランニングが運用する、関西および九州に立地する計7棟の社宅を1棟リノベーションすると発表した。

 同社は、2019年11月にNTT都市開発(株)と資本業務提携し、NTTグループ保有資産の活用を推進してきた。21年7月には築47年のNTT東日本通信ビルをリノベーション複合施設「BOIL」として再生している。

 今回のプロジェクトでは、「『NTTグループ』の資源を『街』の資源へ還元する」をテーマに、建物を長く使っていくための大規模修繕や設備・デザインの更新、まち並みへの配慮や地域住民が利用できるスペースなどをプロジェクトごとに盛り込む予定。リノべるがサブリースし、企画・設計・施工・運営アレンジメント等を担う。

 同プロジェクト初弾物件の「ルノアス甲子園」(兵庫県西宮市、総戸数36戸)は、敷地面積2,265.81平方メートル、延床面積3,369.00平方メートル、築23年の鉄筋コンクリート造地上4階建て。共有部の大規模改修と外構植栽計画のバリューアップにより外観を一新し、専有部は内装、水回りの更新のほか、スマートホームを導入した。さらに、地域に開放するスペースを新設し、ドッグランや防災設備を整備する。12月24日に竣工予定。運営は、旭化成不動産レジデンス(株)に委託する。

 22年3月までに7物件すべてを竣工する予定。


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