野村不動産ホールディングス（株）は14日、同社住宅部門でデジタルマーケティングを手掛ける（株）プライムクロスが同日付で、不動産関連システム開発企業の武蔵（株）（東京都港区）の全株式を取得し、子会社化したと発表した。
武蔵は、主力商品として、膨大な住宅物件情報をマルチデバイスで一元管理・展開するクラウドシステム「マルチユース」を保有。一方、プライムクロスは、不動産分野におけるインターネット広告代理事業で多くの顧客・実績を有する。
今回の子会社化を通じて、不動産仲介事業者へのソリューション強化、新築マンションディベロッパーを含む不動産会社全般へのシステム開発、顧客情報や物件情報のデータ活用支援など、データマネジメントとデジタルマーケティングの融合によるグループの不動産DXを推進する。そのほか、武蔵の熊本市の開発拠点を活用した地方のIT人材活用などにも取り組んでいく。