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六本木ヒルズでペットボトルのリサイクル実証実験

 森ビル(株)は24日、「六本木ヒルズ」(東京都港区)において、事業系PETボトルの新たな資源循環モデルの確立を目指したリサイクル実証実験を開始したと発表した。

 「環境省 プラスチックの資源循環に関する先進的モデル事業」として、コカ・コーラ ボトラーズジャパン(株)と日本コカ・コーラ(株)、世界50ヵ国でリサイクル事業を展開するトムラ・ジャパン(株)と共同で2021年11月18日より実施。六本木ヒルズ森タワー内の実証実験対象エリアで発生した使用済みペットボトルを、専用の自動回収機(RVM)と既設の分別回収BOXで回収し、飲料用ペットボトル容器として再生させる「ボトル to ボトル」リサイクルの具現化を目指す。

 通常、空のペットボトルの回収・リサイクルは複数の業者・ルートを経由するが、今回の実証実験では、森ビルが森タワー内で回収から圧縮までを実施。事業所内で圧縮したペットボトルを、直接リサイクラーに輸送することで、輸送効率を高めながら確実にリサイクル用の資源として提供する。22年2月28日まで行なう予定で、期間中に回収されるペットボトルは約2.1万本(約420kg)を想定している。

 今後は、同実証実験の結果を用いて、六本木ヒルズ全体や森ビルが運営する他の再開発プロジェクトでも応用できる資源循環の事業モデルを検討していく予定。


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