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オープンH、注文受注強化へ横浜にショールーム

ショールーム外観
顧客に実際に施工できる設備機器を確認してもらいながらプレゼンテーションする
サッシは標準品やオプション品など大きさが一目で分かるように展示

 オープンハウスグループで注文住宅の建築やディベロッパーの戸建住宅施工などを手掛ける(株)オープンハウス・アーキテクトは、同社の注文住宅検討者へのプレゼンテーション等に用いるコンセプトショールーム「LIFE DESIGN PARK みなとみらい」(横浜市西区)をオープン。1日、報道陣に公開した。

 「LIFE DESIGN PARK」は、オープンハウスの仲介部門等で土地を取得した注文住宅検討者と、同社に自社ブランドの建売住宅の施工依頼を検討している地場ディベロッパーに対して、実際に使用している設備機器や施工仕様などをリアルに見せることで、具体的な施工イメージを描いてもらい、受注につなげていく場として、注文住宅の受注拡大を目指すエリアに戦略的に出店してきた。

 今回の出店は、三軒茶屋(2020年4月)、名古屋(21年7月)、大阪(21年10月)に次ぐ4店舗目。コロナ禍以後の郊外への転出の流れもあり、同社グループの21年の仲介件数は18年比43%、土地仕入れ件数も66%増えている。同店舗を拠点に、横浜・大船・藤沢のグループ仲介店舗と連携し、湘南エリアなど住環境の良い住宅地を多く抱える神奈川県下での注文住宅受注件数と、事業者からの建売住宅の施工件数アップを狙う。

 ショールームは、みなとみらい線「新高島」駅直結の複合ビル「横浜グランゲート」の1・2階に開設したもので、広さは2フロアで約150坪。キッチン、浴室などの水回りをはじめ、フローリング、クロス、サッシなどを実大展示。標準的な在来工法による戸建住宅の施工断面モデルも設置している。

 接客スペースは14ブース。個室の商談スペースには床に広さを表示するなど、具体的な部屋の広さや高さが把握できるようにしているほか、サッシコーナーも大きさが一目で比較できるよう工夫した。また、コロナ禍でのアウトドア志向の高まりを受け、ウッドデッキや人工芝の提案も行なっている。豊富な施工オプションを提案することで受注価格のアップを狙っていく。

 同店は今年、200棟の受注が目標。このうち、事業者からの施工受注6割を目指す。

コロナ禍の内食ブームを受け、キッチンは豊富に展示
接客スペースでのウッドデッキの提案
個室商談スペースには床に広さを表示


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