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健康寿命延伸へ新サービス/旭化成H

 旭化成ホームズ(株)は22日、同社が運営するアクティブシニア向けの賃貸住宅「ヘーベル Village(ヴィレッジ)」に新サービス「安心・安全・健康長寿応援メソッド」を提供すると発表した。

 介護・フレイル予防の第一人者である東京都健康長寿医療センター研究所研究部長の大渕修一氏と連携。建物設計、相談員の関与内容、交流を生む仕掛けの3つを一体化したメソッドを開発した。

 設計では、これまでは買い物・散歩帰りの休憩や待ち合わせ場所等として利用されてきたコミュニティラウンジを「交流の場」として定義。一息つくのにふさわしい温熱環境を整えると共に、ゆっくり立ち座りができ、2~3人で座っても会話ができるソファセットを設置することで、顔を合わせた入居者同士の交流を促進する。

 月に1回の相談員による面談では、これまで困りごとの相談や事故予防などを主な視点として対応してきたが、新サービスでは、今回開発した「イキイキ!応援シート」を使用し、入居者のできることに目を向けた「健康長寿・フレイル予防」の視点からのアドバイスやはたらきかけを実施する。
 交流については、スタッフが介在しなくても入居者がコミュニティラウンジにて交流できるきっかけづくりになるよう、デジタルサイネージを活用したコンテンツ配信を実施する。入居者の手作り作品や撮影した写真等を投稿してもらう、入居者参加型の「写真館」や、日々の継続で生活耐力を維持する「ラジオ体操」などを配信。その他、相談員が面談を通じて把握した入居者の実情に応じた番組視聴も働きかけていくという。

 このサービスは4月より提供を開始する。


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