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埼玉・狭山にBTS型物流施設/東急不

「LOGI’Q狭山日高」外観

 東急不動産(株)は28日、同社物流施設ブランド「LOGI’Q」の7棟目となるBTS型物流施設「LOGI’Q狭山日高」(埼玉県狭山市)を竣工したと発表した。

 首都圏中央道路自動車道「狭山日高IC」から約300m、国道407号線から約200mに位置。狭山市都市計画の狭山工業団地拡張地区内にあり、同社は土地区画整理段階から事業に参画している。同地区内には、東急グループ会社の(株)セントラルフーズが食品工場を新設しており、同施設と両敷地に跨る従業員専用緑道も整備し、グループ一体の開発事業となる。
 敷地面積5万2,391.46平方メートル。鉄筋コンクリート造鉄骨造4階建て、延床面積11万3,850.45平方メートル。「LOGI’Q」シリーズでは関東最大規模となる。

 建築計画にテナント企業の提案を反映するため、既存施設のテナント従業員による座談会を実施し、ニーズを商品企画に反映した。建物は、LOGI’Q シリーズ初となるデザイナーを採用したほか、耐震対策として、免震構造を採用。災害時でも物流機能を回復することができるBCP対策を採用した。
 エントランスは、名物の狭山茶の茶畑をモチーフにしたアートを装飾。エントランスホールには、従業員連絡用掲示板や腰掛となるスツールを用意した。従業員専用のカフェテリアには、小上がりスペースや身体を動かせるぶら下がり棒を設置したほか、壁に周辺のエリアマップをデザインするなど、従業員同士のコミュニケーション活性化を促す仕掛けを施した。


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