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シビックプライド、1位は東京都「中央区」

 (株)読売広告社の都市生活研究所は2日、「シビックプライド調査2021」の結果を発表した。人口10万人以上の151自治体に住む20~64歳の男女を対象に、現在住んでいるまち(自治体)に対する意識や居住歴、生活満足度などを調査した。有効回答数は1万5,300件で、各自治体100件以上を回収した。なおシビックプライドとは、その都市に対する誇りや愛着のことと定義している。

 総合ランキングの1位は東京都「中央区」(前回順位:8位)。居住するまちへの評価やまちとのかかわり方に関して、「お気に入りの場所がある」「まちの散策や散歩をする」「なじみの店を通じた人づきあいがある」といった項目で、他の自治体よりも高い傾向が見られたという。

 2位は兵庫県「西宮市」(同:2位)で、前回に続いての2位。3位は神奈川県「藤沢市」(同:12位)で、大きく順位を上げた。前回1位の東京都「港区」は、4位だった。

 なお、神奈川県「鎌倉市」が9位(同:15位)、「茅ヶ崎市」が16位(同:26位)となるなど、神奈川県の湘南エリアの自治体が軒並み前回より順位を上げた。藤沢市や茅ヶ崎市は、まちに対する気分として「ゆったり、のびのびできる、健康的な、ワークライフバランスのとりやすい」などが他の自治体よりも高い評価であった。コロナ禍で都心と郊外のデュアルライフやプライベート活動を大事にするライフスタイルなどに注目が集まったことにより、すでにそこに住んでいる市民が、自分たちのライフスタイルやまちの価値を改めて感じるきっかけになったのではないか、と同研究所では分析している。


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