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三菱地所、温室効果ガス削減で新たな目標制定

三菱地所グループの2050年に向けた脱炭素経路のイメージ図

 三菱地所(株)は9日、CO2等温室効果ガスの削減目標(2019年制定)の大幅な見直しを行ない、新たな削減目標を制定したと発表した。

 新削減目標は、基準年となる19年度の総排出量に対して、30年度までに、スコープ1(熱供給事業などによる燃料の直接的な燃焼)、スコープ2(購入した電気などの使用による燃料の間接的な燃焼)の合計を70%以上削減。スコープ3(その他事業活動に伴う排出)を50%以上削減とした。
 また、50年度までに、スコープ1・2・3とも90%以上削減し、残余排出量は炭素除去技術等を活用して中和化することで、ネットゼロ達成を目指す。

 新たな削減目標は、「SBTi」(WWF、CDP、世界資源研究所、国連グローバル・コンパクトによる共同イニシアティブ)の1.5度シナリオ(今世紀中の温度上昇を1.5度以下に抑える水準のGHGシナリオ)を満たし、「SBTi」が21年に発表したネットゼロ新基準に沿ったものとなる。


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