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丸の内エリアで新たなフレキシブルオフィスを提案/三菱地所

「TOKIWA BRIDGE」13階共用ラウンジ

 三菱地所(株)は25日、創業間もないスタートアップや大企業からのカーブアウト企業を対象とした新施設「TOKIWA BRIDGE」(東京都千代田区)をグランドオープン。報道陣に公開した。

 同日発表した「丸の内NEXTステージ」を加速する5つのまちづくり戦略の具現化策のひとつとして、「TOKYO TORCH」の一角にあるオフィスビル「TOKIWAブリッジ」(旧・JFE商事ビル)の13階および地下2階で展開する。

 延床面積約1,100平方メートル。13階では4~28席までの個室8室のほか共用ラウンジや会議室を用意。地下2階では、モノづくりを行なうスタートアップ向けに共同で利用可能なワークスペースやイベントスペースを設置した。なお、「TOKIWAブリッジ」は常盤橋公園への整備が予定されており、2024年12月までの営業となる。

 「TOKIWA BRIDGE」では個人・企業の多様化したニーズに対応し、フレキシブルな契約プランを提供。いつでも共用スペースを利用できる「ホットデスクプラン」(月額3万円/人)、共用スペースに加え個室も利用する「個室プラン」(会員ID月額2万円/人、個室4名利用料金:月額20万円~)を用意。個室プランでは、月単位での利用のほか、特定曜日のみ個室を利用できるプラン(曜日貸し、4名1曜日6万円~)も設けた。

 また、大手町・丸の内・有楽町・常盤橋エリアの同社運営施設と連携し、入居企業・会員が連携施設のラウンジやイベントスペースなど「複数拠点」を利用できるようにしたほか、シェアモビリティとしてサイクルポートも敷地内に整備し、各拠点の移動も支援する。

 なお、25日時点で23社が契約しており、個室利用が8社、うちモニター含めて12社が曜日貸しプランを利用している。

 同社では今後も、スタートアップの各成長段階に応じた施設・サービスを提供し、スタートアップエコシステムの拡充・発展に貢献していく。


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