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プレハブ住宅のメーカー選定理由は安心・品質・納得

 (一社)プレハブ建築協会は29日、2021年度「信頼される住まいづくり」アンケートの結果を発表した。顧客を対象に、営業担当者の対応等を聞いたもので、今回で28回目。同会会員のプレハブ住宅メーカー9社でマイホームを新築し、20年に入居した1,200人に郵送とWebによるアンケートを実施。636件の有効回答を得た。

 メーカー選定の決め手となった理由では、「安心できる会社だった」が65%(前年比2ポイント低下)と最も多く、次いで「品質・性能が優れていた」(59%、同3ポイント低下)、「営業担当者の説明に納得できた」(48%、同1ポイント上昇)の順となった。また、住宅に対する満足度については、「とても満足している」と「満足している」、「まあ満足」の合計が95%(同3ポイント低下)と、前年よりもやや低下したものの、高い評価を維持。また「とても満足」の締める割合は39%(同2ポイント上昇)とアップした。

 営業担当者に対する総合評価は「とても満足」(57%)と「まあ満足」(27%)、「満足」(11%)の合計が95%と高い水準を維持した。
 項目別にみると「人柄・営業態度」は「とても満足」が62%と最も高かった。一方、「住まいづくりに関する知識」や、「説明やアドバイス」については「とても満足」の割合が50%以下ではあったが、改善傾向にあることが分かった。

 段階ごとの対応については、「契約段階」(とても満足:54%)をピークに設計(同50%)~工事(同47%)~入居後(同44%)と徐々に評価が低下する傾向があり、高評価を維持するためには契約後のフォローが課題であることが明らかになった。

 役に立ったアドバイスについては、「商品の特徴」(68%)が最も高く、「間取り等のプラン内容」(54%)、「資金やローン」(53%)が多かった。また、営業担当者に求めることは、「迅速に対応してくれる」(59%)、「報告・連絡・相談を密にしてくれる」(49%)、「分かりやすく説明してくれる」(49%)などが挙がった。


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