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丸の内エリアで食品ロス削減の取り組み/三菱地所

丸の内エリアのオフィス等で発生した段ボール古紙を100%利用した紙袋

 三菱地所(株)は、丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)において、資源循環に着目した取り組み「サーキュラーシティ丸の内」を21日より始動する。

 同社グループは、「三菱地所グループのSustainable Development Goals 2030」において、CO2排出量や再生可能電力比率、廃棄物の再利用率・排出量に関する削減目標とKPIを定め、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進している。丸の内エリアにおいて、2030年までに廃棄物再利用率100%、単位面積当たり廃棄物排出量20%削減を掲げており、その達成に向けて新たなプロジェクト「サーキュラーシティ丸の内」をスタートする。

 第1弾として、丸の内エリアの飲食店74店舗の協力のもと、食べきれなかった料理の持ち帰り用容器TO GO BOXや紙袋を無料配布し、食品ロス削減につなげる「MARUNOUCHI TO GO プロジェクト」を実施。紙袋は、同エリアのオフィス等で発生した段ボール古紙を100%利用する。期間は6月30日まで。

 オフィス就業者による紙ごみ分別の促進につなげると共に、飲食店の利用者も気軽にエシカルな取り組みに参加できるようにすることで、丸の内エリア全体で廃棄物利用の循環システムの構築や食べきれなかった料理を持ち帰るスタイルの浸透を図っていく。


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