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カンボジアで物流施設を着工/イオンG

「シアヌークビル物流センター」外観イメージ

 イオンモール(株)のカンボジア子会社傘下でカンボジア国内で物流施設開発を手掛けるイオンモール カンボジア ロジプラスは12日、物流施設「シアヌークビル物流センター」の着工を発表した。

 同施設は、カンボジア王国政府が、日本政府や(独)国際協力機構の技術協力を得て推進する事業。2022年1月に許認可を取得した。
 自由貿易港構想の実現に向けた実証事業を行なう拠点として、非居住者在庫(海外で現地法人を設立せずに自社名義の在庫を持つ)による国際VMI(買い付け業者側の在庫情報や出荷情報を、販売業者側と共有することで、販売業者側が在庫管理する方式)サービスなどを提供する。

 カンボジアの最大貨物取引量を持つ「シアヌークビル港」に隣接する経済特区内に位置する。同港で建設予定のコンテナターミナル(第1期25年完成予定)へもアクセスしやすく、重要な物流拠点となることが期待されるエリア。敷地面積約3万平方メートル。建築面積約2万平方メートル。太陽光発電、壁面緑化、LED照明設備を設置し、環境負荷の低い施設を建設する。取り組みを通して、同社を含む多種多様な事業者への事業機会やサービスを提供し、カンボジアの発展に貢献していく。

 開業は、第1期の全天候型倉庫が23年2月、第2期のスケルトン拡張型倉庫が同年6月の予定。


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