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健康経営に向けたサービス開発へ実証実験/東急不

 東急不動産(株)はこのほど、企業が抱えるさまざまな健康経営に関する課題の解決に向けたヘルスケアソリューションの開発に向け、サービス実証を開始すると発表した。

 同社は2021年より、「GREEN WORK STYLE 未来の自分をつくる働き方」として、「ワークプレイス」「環境」「健康経営」「ライフスタイル」に関する4つの施策・サービスについて、ワンストップで提供する取り組みを行なっている。今回は「健康経営」に関する具体的なアクションとして実施する。

 「健康経営」については、「ウェルネスオフィスの構築」「産業保健活動のサポート」「行動変容を促す健康増進サービスの開発」「エリア健康管理室の実装」の4つについて事業化の検討を進める。実証実験第1弾として、「行動変容を促す健康増進サービスの開発」において、サービスの一部機能である「食事改善」のサービス実証を行なう。
 具体的には、渋谷ソラスタ(東京都渋谷区)のテナント企業ワーカーを対象に、ライフログテクノロジー(株)が提供する「カロミル」を通じ、参加者の健康状態や食事記録をもとに最適なランチメニューをレコメンドする。提案されるメニューは、コンソーシアムに参加しているRetty、(株)KOMPEIGTOの協力のもと、実際に提供している飲食店舗のメニュー等が反映される仕組み。

 7~8月には「ウェルネスオフィスの構築」について、同じくコンソーシアム参加企業と共にテナント企業を対象にアンケート調査や環境実測も行なう計画。

 コンソーシアムは5月13日現在、沖電気工業(株)、Retty(株)など11社のパートナー企業と組成。23年度に東急不動産のテナント企業へのサービス提供を目指して取り組みを進めると共に、事業化を検討していく。


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