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阪急阪神不、米国で初の不動産事業

「Fox & Finch」外観

 阪急阪神不動産(株)は5月31日、ワシントン州シアトル市の賃貸住宅「Fox & Finch」(総戸数49戸)の取得を発表した。同社初のアメリカでの不動産事業となる。

 同社と関電不動産開発(株)、大和証券リアルティ(株)と米国のインベストメントマネジメント会社が現地法人「Hankyu Hanshin Properties USA LLC」を設立。同法人が物件を取得する。また、同物件を開発したWilshire Capital Partners, LLC(以下、「Wilshire社」)をビジネスパートナーに迎えている。

 同物件は、シアトルダウンタウン(中心部)の北側、IT企業の集積が進むサウスレイクユニオンエリアに位置。敷地面積670平方メートル、賃貸可能面積3,100平方メートル、鉄筋コンクリート造・木造の混構造で地上7階建て。2017年築。ワンベッドルームが39戸、2ベッドルームが10戸。運営管理はWilshire社が行なう。

 今後は、米国現地法人を活用して情報収集の体制等を整備するとともに、現地企業とのパートナーシップを構築することで、同国での事業参画の機会を増加。収益の拡大を目指す。


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