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丸の内仲通りでレインガーデンの実証実験

 三菱地所(株)は、大丸有地区のグリーンインフラの取り組みの一環として、丸の内仲通りの道路植栽帯の一部を利用した「レインガーデン」の実証実験を10月31日まで実施する。

 レインガーデンとは、降雨時に雨水を一時的に貯留し時間をかけて雨水を地下へ浸透させる植栽帯。従来の植栽帯と比較して、豪雨時における水害リスク低減や下水管への負荷軽減、ヒートアイランドや生物多様性への寄与、良好な景観形成が期待できる。

 今回の実証実験は、国土交通省の「グリーンインフラ活用型都市構築支援事業」を活用した取り組みで、5月1日から開始した。丸の内仲通り・蚕糸会館前の植栽をレインガーデン化。歩道や車道に降った雨がレインガーデンにどのくらい浸透したかを調査する「雨水貯留浸透効果調査」やレインガーデンの浸透能力を将来的に推定するための保水能力の調査など、5項目を調査する。

 また、雨水浸透の機能だけでなく景観上適した設えか(修景効果)の確認も行なう。


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