不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

ビジョン実現に向け「推進室」を立ち上げ/JERCO

2022年度の事業計画について説明した再任の盛会長

 (一社)日本住宅リフォーム産業協会(JERCO)は22日、第14期定時総会を開催。会長に再任した盛 静男氏が、2022年度の事業計画について説明した。

 今年度は、(1)「ジェルコビジョン2030」の推進、(2)ニューノーマル時代に即した未来型の組織改革、(3)ストック型社会のニーズに沿った活動の推進、(4)各委員会・事業活動の推進、(5)本部、支部、委員会の連携強化を目指す。

 (1)では、ジェルコビジョン2030の3本の柱である「専門性と学び」「多様性のある交流」「組織強化」を推進していくため、「ジェルコビジョン2030 推進室」を設置。ロードマップやガイドブックの製作・周知などに努める。(2)については、組織に関する問題点の掘り起こし、改善策の議論・意見集約を行なう「近未来組織改革PJ」を立ち上げる。(3)では、「ジェルコSDGs」として掲げた7つの目標達成に向けた活動を積極的に推進。
 (4)の委員会活動では、性能アカデミー委員会がSRY(住まいのリスク予知活動)アクションを進め、コロナ禍や地球環境の変化に対応していく。体制整備委員会は、会員増強活動、「ジェルこまち」による各支部女子会との共同活動を積極的に行なう。(5)については、事務局機能を強化し会員サービスの向上などを目指す。

 盛会長は、コロナ禍での活動を振り返り「4年前に作成した『ジェルコビジョン2030』の実現に向け、コロナ禍においてもオンラインを活用した活動を積極的に行なった。その結果、会員数が減少することはなく、ジェルコの存在感を示すことができたのではないか」と語った。また、「ジェルコビジョン2030を達成するためには、すべての会員が質の高いリフォーム事業者に成長することが必要。今期は組織運営のキーワードを“コミュニケーション”と定め、ビジョンの実現を推進したい」と抱負を述べた。


最新刊のお知らせ

2024年6月号

「特定空家」にしないため… ご購読はこちら