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豊洲の複合開発を着工/三菱地所

「(仮称)豊洲4-2街区開発計画」完成イメージ

 三菱地所(株)、(株)IHIは1日、共同で推進する「(仮称)豊洲4-2街区開発計画」(東京都江東区)の新築工事に着手した。

 同プロジェクトは、豊洲2・3丁目における最後の大規模再開発として、A棟・B棟の2棟の複合施設を開発する。A棟は敷地面積約6,600平方メートル、延床面積約4万7,000平方メートル、地上18階地下1階建て、オフィス、展示スペース等で構成する。B棟は敷地面積約1万2,893平方メートル、延床面積約8万9,000平方メートル、地上15階地下1階建て、オフィス、インキュベーションオフィス、店舗、シェア企業寮等で構成する。

 同計画の核となるインキュベーションオフィスでは、職住学遊が融合する豊洲エリアの立地特性を生かし、企業間連携やスタートアップ企業の誘致、ビジネス創発支援等に取り組む。シェア企業寮はインキュベーション施設と連携し、多様なバックグラウンドの人々が共に暮らし、交流する場とする。

 街区中心には地域のにぎわい拠点となる大屋根付きの広場を設置。また2階レベルをデッキで接続するほか、晴海通りを挟んで反対側(3街区)ともデッキを経由して接続することで、豊洲2・3丁目地区全体の回遊性向上に寄与していく。

 なおA棟は、6月30日付で三菱地所と関西電力グループの総合設備工事会社(株)きんでん(大阪市北区)との間で不動産売買契約を締結。竣工後はきんでんの新事業所となる予定。

 竣工は2025年6月の予定。


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