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東京・武蔵小山駅前に大規模高層住宅/地所レジ他

「小山三丁目第1地区第一種市街地再開発事業」完成予想図

 三菱地所レジデンス(株)、日鉄興和不動産(株)、(株)大林組は1日、推進する「小山三丁目第1地区第一種市街地再開発事業」(東京都品川区)の計画概要を発表した。

 同事業は7月8日に品川区より都市計画決定が告示された。事業区域は、東急目黒線「武蔵小山」駅の南東側、パルム商店街の入口に面した約1.4ha。高経年マンションや老朽化した木造住宅が密集し、商店街アーケードも老朽化等の課題を抱えているエリアで、その解決に向け、建物の耐震性強化、まちの防災性向上、商業機能の継承と強化、歩きやすい道路整備などを目指す。

 開発する建物の敷地面積は約1万1,280平方メートル、延床面積約12万7,000平方メートル。多世代に対応する約850戸の大規模高層住宅を計画。下層階に商業施設を設け、2階レベルに地域の回遊性を促すギャラリーやデッキを整備することで、商店街と一体となった複合市街地を創出する。防災広場や防災備蓄倉庫等を導入し、地震や火災等の防災性、安全性の向上も目指す。

 今後は、2023年度に再開発組合設立認可、24年度に権利変換計画認可、30年頃に竣工する予定。


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