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住宅ローン新規貸出額は前年度比3.5%増

 (独)住宅金融支援機構は19日、2021年度の業態別の住宅ローン新規貸出額および貸出残高を発表した。

 主な金融機関等における住宅ローン新規貸出額は21兆6,896億円(前年度比3.5%増)と増加し、6年連続で20兆円台となった。住宅着工数の増加傾向や既存住宅の需要拡大に加え、住宅価格が上昇したことなどによる影響が考えられるとしている。

 内訳は、国内銀行が15兆9,000億円(同7.1%増)。住宅金融機構のフラット35(買取型)が1兆9,000億円(同13.6%減)と続いた。労働金庫は1兆6,000億円(同5.8%減)、信用金庫は同じく1兆6,000億円(同6.6%増)。

 また、同年度末の住宅ローンの貸出残高は、前年度比2.8%増の210兆9,221億円。住宅ローン金利について低金利の環境が続いており、21年度も新規貸出額が20兆円台と安定して推移したことによる。


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