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大和ハ他、東海エリア最大規模のZEHマンション

「プレミスト藤が丘」外観イメージ

 大和ハウス工業(株)と総合地所(株)は22日、分譲マンション「プレミスト藤が丘」(名古屋市名東区、総戸数360戸)の概要を発表した。

 地下鉄東山線「藤が丘」駅徒歩12分の立地。敷地面積1万4,259.17平方メートル、延床面積3万4,551.63平方メートル、鉄筋コンクリート造地上10階建て。「パークフェイス」「シーズンフェイス」「ゲートフェイス」の3街区を一体開発する。

 全住戸がZEH Oriented仕様、かつ住棟単位でZEH-M Orientedの基準を満たす。Low-E複層ガラスの採用や、天井部分への断熱材の追加により建物の基本性能を向上させたほか、エコジョーズやLED照明などの高効率設備の導入により、一般的な共同住宅と比較して一次エネルギー消費量を住棟ごとに25~28%削減する。また、各街区の住棟には、合計約21kWの太陽光発電設備と合計約12kWhの蓄電池を導入するとともに、EV(電気自動車)用の充電設備を36区画(全区画の10%)に設置する。建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」による第三者認証では最高等級を、建築環境総合性能評価「CASBEE名古屋」ではAランクを取得した。なお、2017年以降、住戸単位もしくは住棟単位でZEHの基準を満たす新規物件のうち、愛知県、岐阜県、三重県、静岡県の4県の中で、最大戸数となるという。

 また、敷地内緑地を在来種比率50%以上とし、「いきもの共生事業所認証(ABINC 認証)」を取得した。

 共用部には、全住戸分の平面・自走式立体駐車場を設置。洗車スペースやカーシェアリングサービス、来客用駐車場、リモコン式チェーンゲートなど、自動車関連の設備・サービスを採用した。TSUTAYA BOOKSTOREが監修した、約1,000冊の書籍を収容する「ブックライブラリー」や、パーティルーム、ゲストルームも設ける。

 住戸の専有面積は63.44~91.12平方メートル、間取りは2LDK~4LDK。販売開始は12月上旬の予定。戸数・価格は未定。

 竣工および引き渡しは、2024年3月の予定。


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