不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

東京のれん会、会員数80社で過去最高更新

会員数・会員間の取引数が順調に伸びていると述べた代表の品田氏
五輪担当相や組織委員会会長として臨んだ東京五輪を振り返った橋本氏

 東京都不動産のれん会は26日、東京會舘(東京都千代田区)で総会を開催した。

 2021年度の事業報告や22年度の事業計画について審議・承認。21年度は会員数がさらに増加。期末の会員数は80社となり、過去最高を更新した。22年度事業計画には、会員間の情報交換のより一層の活発化や新規入会企業の増加などを盛り込んだ。

 総会後は、参議院議員で元東京オリンピック・パラリンピック担当大臣・大会組織委員会会長、自由民主党両院議員総会長の橋本聖子氏を招いて講演会を実施した。橋本氏は「東京オリンピック・パラリンピック開催の意義と価値」をテーマに講演。五輪担当相や組織委員会トップとして直面した決断の場面などを振り返った。その中で、オリンピック200ヵ国以上、パラリンピック130ヵ国以上の選手らを収容した選手村について「外出を禁止し、そこで生活のすべてを完結できるようにしたことで、クラスターは発生しなかった。環境によって感染対策ができるという証左だと評価している。選手村では、医療体制の連携も万全を期した。ここで得た知見を地域医療にも応用していくことが、将来の健康な日本社会につながっていくと考えている」などと評価した。

 その後行なわれた懇親会の冒頭、同会代表の品田守敏氏が挨拶。同氏は「コロナ禍が続く中でも、会員数・会員間の取引数も過去最多を記録するなど、のれん会の会員企業は好調だった。これもひとえに会員の質の高さによるものだろう。今後も、業界でも屈指の実力集団としてさらに成長していきたい」などと述べた。

 懇親会には、同会役員のほか、衆議院議員内閣官房長官の松野博一氏や参議院議員国土交通副大臣の石井浩郎氏、衆議院議員厚生労働大臣の加藤勝信氏ら、国会議員の他、現職・OBも含めた国土交通省幹部、業界団体のトップなど、多くの来賓が訪れ盛会となった。


最新刊のお知らせ

2024年6月号

「特定空家」にしないため… ご購読はこちら