三菱地所（株）は27日、DX人財育成プログラム「MEDiA（MEC Digital Academy）」を開設し、グループ会社を含む全社員約1万人を対象に研修を開始すると発表した。
従来のデジタル領域の研修を、対象範囲・講義内容ともに大幅に拡大・再編。全グループ社員の知見を高めるとともに、各担当業務の中でデジタル技術を活用し、顧客に新しい価値やUX（ユーザー体験）を提供する。業務変革・効率化や、データに基づいた事業・経営判断への活用等を目指していく。
開設時期は2022年10月。「基礎」「実践」「発展」編からなる5コンテンツで構成する。内容はDX、デジタルマーケティングの基礎知識、SNS活用におけるマーケティング企画・コンテンツ作成などを予定。
また、全社に蓄積した不動産を中心とした事業に関する知見を全社で共有するため、オンライン研修プラットフォーム「MEC ACADEMY」を新設。「MEDiA」も「MEC ACADEMY」上で展開する。「MEC ACADEMY」は、各社員の受講履歴管理、研修資料や動画コンテンツのアーカイブ保存などを一元的に行なうオンラインシステム。「MEC ACADEMY」上で不動産事業をはじめ、社内のさまざまな知識・スキル・経験を共有することにより、DX以外の領域でも、社員の部門を跨いだ新たな挑戦を促していく。
なお、顔を合わせて行なう意見交換やチームビルディングに重点を置いた研修については、引き続きオフィスや研修所等の場所を用い、対面・リアルとオンラインのハイブリッドで実施していく予定。