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ロボットが働きやすい環境を共同研究/東急不ほか

 東急不動産(株)28日、(株)東急コミュニティー、ソフトバンク(株)、(株)日建設計とともに、ロボットが働きやすい環境を意識的に整えるロボットフレンドリー(ロボフレ)な環境の構築に向けた共同研究を開始すると発表した。

 4社共同で実施する研究開発事業は、経済産業省の補助事業「令和4年度革新的ロボット研究開発等基盤構築事業」に採択されている。同事業では、東急不動産が管理・運営する「東京ポートシティ竹芝オフィスタワー」(東京都港区)を対象に、ロボフレのレベル指標を用いた物理環境の評価を実施する。その上で商業フロアやオフィス共用部で清掃、警備、配送ロボットを使用した実証を行ない、ロボフレな環境の実現に向けた手法を検討していく。

 東急不動産は、プロジェクト管理、事業者目線での対策評価を、東急コミュニティーは、清掃・警備ロボットの運用課題の整理、課題解決案の実施・効果検証を行なう。ソフトバンクは、配送ロボットの運用課題の整理、課題解決案の実施・効果検証を実施。日建設計は、ロボフレな環境の評価、物理環境因子の分析、課題解決案の検討を行なっていく。

 施設内におけるロボットの運用上の課題を整理して、施設やロボット側だけではなく人側の対応も含めて提案・分析する。それぞれの視点から課題解決に向けた選択肢を示し、施設の状況に応じて合理的にロボフレ化を実現する手法の開発を目指す。

 期間は2023年3月までの予定。


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