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三井不他、大手町に6,000平方メートルの緑地

 三井不動産(株)と三井物産(株)は25日、大手町エリア最大級の緑地空間「Otemachi One Garden」(東京都千代田区)を12月16日にオープンすると発表した。

 2020年に竣工したオフィスビル「Otemachi One」と「三井物産ビル」に隣接したエリアに約6,000平方メートルの緑地を整備する。全体を7ゾーンに分け、常緑芝を敷いたオープンスペースや、フラワーガーデン、日本固有の「縁側」を再現した空間などを用意。木陰でのビジネスミーティングや、芝生広場でのイベント開催など、来場者それぞれがリラックスできる空間と仕掛けを提供する。

 皇居の緑との連続性を確保することで、大手町における緑のネットワーク形成と豊かな緑地空間の創出を図るだけではなく、緑地内に中高木約300本、低木約6,600本を植え、地表面の温度情報を抑制、カーボンニュートラルへの貢献も期待されている。植える植物も皇居の植生に配慮することで、皇居に生息する鳥や昆虫などの生育環境拡大に寄与していく。

 地域防災の視点においても、同緑地の約3,000平方メートルが一時滞留スペースとして確保され、防災井戸の整備や浄化施設を併設することで、災害時に飲料水を供給することも可能になる。


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