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アイフルH、加盟店にデジタルアドバイザー

 (株)LIXIL住宅研究所代表取締役社長の加嶋伸彦氏は16日、2022年度の事業実績や今後戦略について発表した。

 今期(22年4~10月)の契約実績は1,573棟で、そのうちアイフルホームが1,451棟、フィアスホームが86棟、GLホームが36棟。上棟実績は1,648棟で、アイフルホームが1,502棟、フィアスホーム99棟、GLホーム47棟となった。契約については、価格高騰の影響などにより、集客減また様子見客増などのため計画未達。上棟については計画並みに推移した。

 今期の重点施策として、(1)原価高騰・施工の効率化・国策対応などを考慮した商品・サービスの開発、(2)トータルデジタル化構想の推進、(3)LIXILとのシナジー強化等を掲げた。下期は、加盟店+本部のトータルデジタル化の展開を開始。加盟店の業務だけでなく、顧客、協力会社、本部ともさまざまなやりとりをデジタル化し、ペーパーレス、モバイル化を実現する。(株)LIXIL関連部門との連携・共同開発で、先端技術に関する基礎研究も進めていく。

 アイフルホームの22年度の事業戦略についても発表。上期においては、商品プロモーション強化 (共働き子育て世帯向け)、「FAVO」の進化(子育て世帯向け商品)、集客デジタル化等を展開。下期は顧客ニーズを満たす拠点展開、省コストの再構築(原価高騰対応)、デジタルアドバイザーの展開等を進める。特にデジタルアドバイザーは、加盟店のデジタル集客環境を協働で構築する方針。

 同社代表取締役社長でもある加嶋氏は、「デジタルアドバイザーの投入によって、加盟店におけるデジタル集客のPDCAを回す活動を展開する。また、22年度、アイフルホームは共働き子育て世帯を深く理解した企業を目指していることから、合理化住宅第1弾商品『Lodina』等を用いて、顧客に求めやすい価格帯の住宅を多く供給していきたい」と話した。


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