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東京と大阪のオフィス、キャピタル収益率上昇傾向

 (一財)日本不動産研究所(JREI)は29日、2022年6月末時点の「JREIオフィス投資インデックス(JOIX)」を公表した。

 全国13都市81ゾーンに設定した地価公示地点からオフィスビル適地を選定し、当該地点上に最有効使用のオフィスビルを設定、調査したもの。半期(6・12月末)ごとに実施して収益率を試算した。

 総合収益率(インカム収益率+キャピタル収益率)は、東京都心5区が6.60%(前期比2.61ポイント上昇)、大阪市が8.98%(同3.86ポイント上昇)となったものの、回復幅は小さい。

 インカム収益率(純収益÷期初の資産価値)は、都心5区で4.46%(同0.01ポイント下落)、大阪市で6.17%(同0.23ポイント上昇)。

 キャピタル収益率〔(期末の資産価格-期首の資産価格)÷期首の資産価格〕は、都心5区が2.14%(同2.62ポイント上昇)、大阪市が2.80%(同3.62ポイント上昇)となった。


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