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気候風土適応型プロジェクト、1件を採択

 国土交通省は29日、「気候風土適応型プロジェクト2022」(令和4年度サステナブル建築物等先導事業(気候風土適応型)に採択されたプロジェクトの略称)の第2回提案募集を採択した。

 地域の気候風土に応じた建築技術の継承・発展と低炭素社会の実現に貢献するため、伝統的な住文化を継承しつつ、環境負荷の低減を図るモデル的な住宅の建設に対して国が建設工事費の一部を支援するもの。

 7月25日~9月2日まで公募を実施。学識経験者からなる評価委員会による評価結果を踏まえ、4件の応募から1件を採択した。

 採択したのは、一級建築士・片山華子氏による「横瀬住宅新築工事」(埼玉県)。谷筋のある敷地において、地形や気候特性に配慮した間取りや窓の配置、構造計算によって安全性を確認した石場建て、地域材の利用などさまざまな要素技術を盛り込んだことを評価した。


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