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神戸の病院一体型マンション、竣工前に完売

 

「ASMACI神戸新長田」完成予想図

 ミサワホーム(株)、京阪電鉄不動産(株)は8日、分譲マンション「ファインレジデンス神戸新長田」(神戸市長田区、総戸数80戸)が竣工前に完売したと発表した。

 JR「新長田」駅南地区再開発として、両社と特定医療法人一輝会の3者が特定建築者として建築中の病院一体型複合施設「ASMACI 神戸新長田」の住宅部分。神戸市営地下鉄西神・山手線、海岸線「新長田」駅徒歩5分に立地。敷地面積3,736.70平方メートル、延床面積1万5,073.54平方メートル、鉄筋コンクリート造地上14階建て。1~5階が「荻原記念病院」、6階以上が住戸フロア。

 荻原記念病院は、回復期リハビリテーション・地域包括ケア・医療療養の142床を設置。マンション居住者向けに、インターフォンを利用した情報配信を行なうなど、かかりつけ医のように健康維持・増進をサポートする。小児科・産婦人科・婦人科に特化した「オンライン医療相談サポート」、住民交流や子育て、防災などのイベントを行なう「コミュニティサポート」、日々の健康づくりを支える「エクササイズサポート」も用意した。

 住戸は2LDK~3LDKで、専有面積は53.34~75.91平方メートル。6階にはコワーキングスペースを備えたオーナーズラウンジも設けた。

 病院との一体開発による「ウェルネスサポート」などの付加価値が、子育て中の家族や住み替えを検討するアクティブシニアまで幅広い年代に高く評価され、早期完売となった。

 竣工は2023年1月、引き渡しは同年3月の予定。


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