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大阪の「voco」ホテル、23年5月に開業/NTTUD

客室イメージ

 NTT都市開発(株)と、ホテル経営子会社のUDホスピタリティマネジメント(株)は22日、開発中のホテル「voco大阪セントラル」(大阪市西区、総客室数191室)を2023年5月30日に開業すると発表した。

 運営はIHGホテルズ&リゾーツでvocoブランドの日本1号店となる。“voco”はラテン語で「招待する」「呼び集める」を意味しており、友人を自宅に招いてもてなすようなブランドイメージを表している。

 最寄り駅は、Osaka Metro「肥後橋」駅。敷地面積約1,200平方メートル、鉄骨造地上13階建て、延床面積約1万600平方メートル。

 インテリアデザインは、国内外で複数ホテルのデザイン実績を持つNAO Taniyama & Associates(東京都渋谷区)が手掛け、「水の都」大阪や、京町堀の歴史性にヒントを得た独創的な空間を創出。2層吹き抜けの低層階では、かつての京町堀に建ち並んだ蔵に着想を得た木組みのデザインを採用しており、新たに加工された木材に、戦前の民家等で実際に使われていた柱・梁を再利用した古木を採用する。また、従前同地にあった大正時代に建てられた「京町ビル」で実際に使われていた外装レリーフや郵便受け、扉などを館内アートや外壁に再利用する。

 客室は、30平方メートル台が中心。バスアメニティのミニチュアボトルを廃止し、リサイクル素材を使用した寝具や、節水タイプのシャワーヘッド、木製カードキー、レストランでは竹製の食器を採用するなど、環境に配慮したサービスを提供。付帯施設は、四ツ橋筋に面して開放的なレストランを設け、そのファサードにはガラスカーテンウォールを採用し、通りのにぎわいと一体感を持たせる。そのほかフィットネスジム、ミーティングルーム等も設ける。

 竣工は23年1月の予定。


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