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物件の探し方、「不動産ポータルサイトで検索」がトップ

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は18日、「オンラインでの住まい探しに関する調査~購入編~」の結果を発表した。

 2021年3月~22年10月に物件を購入し引っ越しを経験した人、および23年3月までに購入を検討し、現在住まいを探している人を調査した。調査対象者は、18~50歳の男女800人。インターネットでアンケートを実施。調査期間は22年10月6~12日。

 どのように物件を探したか聞いたところ、経験者は「不動産ポータルサイトで検索」(40.0%)が最も多く、次いで「オープンハウス・モデルルームなどに行く」(33.0%)、「不動産会社を直接訪問」(25.5%)となった。検討者もトップは「不動産ポータルサイトで検索」(43.8%)。1位と拮抗して「不動産会社のホームページで検索」(42.0%)、「不動産ポータルアプリで検索」(41.5%)が続いた。

 複数の不動産会社が同じ物件を取り扱っている場合の問い合わせ基準は、経験者は「物件写真の枚数が多い」(38.3%)がトップで、次いで「物件写真がきれいで見やすい」(35.3%)、「取り扱っている物件数が多い」(33.5%)となった。検討者のトップも「物件写真がきれいで見やすい」(31.3%)。以下「物件写真の枚数が多い」(28.5%)、「取り扱っている物件数が多い」(26.5%)と続き、経験者・検討者ともに「物件写真」を重視する傾向にある。

 入居申込の方法について、経験者にどのように行なったか、検討者に希望をそれぞれ聞くと、ともに「現地で書類に記入」(経験者:62.0%、検討者:45.5%)が最多。自宅・現地からWebフォームに記入するオンライン申込については、検討者の約4割が希望した。また経験者に対して契約時に不便だったことを聞くと、約2割が「入居申込や契約に必要な紙の種類を手書きしなければならなかった」と回答。手書きを不便だと感じている人が一定数いることが分かった。

 経験者のうちオンラインでの重要事項説明・契約を利用したのは約1割だったが、検討者の約3割はオンラインでの実施を希望している。


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