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グループの建築資材会社を統合/三井ホーム

 三井ホーム(株)は3日、三井ホームコンポーネント(株)との経営統合を発表した。

 三井ホームを存続会社とする吸収合併で、三井ホームコンポーネントは解散。同社は三井ホームの100%子会社のため、株式や金銭等の割り当てはない。

 三井ホームは1974年の創立以来、オーダーメイドを中心に25万棟の建物を供給してきた。一方、三井ホームコンポーネントは、三井ホーム向けに建設資材を国内外から調達。製造・加工、施工業務請負等を担うほか、一般市場向けの事業も手掛けてきた。

 住宅市場を取り巻く中長期的な事業環境を見据え、これまで製販分離であった両社の事業を統合。製販一体となった事業構造に転換することで、マーケットニーズに的確に対応し、事業競争力を強化する。今後は調達・購買・物流機能の一体化により業務の効率化・最適化を推進し、さまざまな面でのコストダウンや事業工期の短縮を図っていく。事業における川上・川中領域に製販一体で積極的に関与することで、国産木材の調達力強化・利活用拡大により脱炭素社会の実現に貢献するとしている。

 効力発生日は4月1日。


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