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六本木ヒルズ隣接地で54階建ての複合再開発

再開発建物完成イメージ

 野村不動産(株)と(株)ケン・コーポレーションは15日、「西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業」が東京都知事から権利変換計画の認可を受けたと発表。地上54階地下4階建ての住宅・事務所・商業・ホテル機能を持つ超高層建物を建設する。

 同事業の施行地区は、東京メトロ日比谷線・都営大江戸線「六本木」駅から西へ約300m、「六本木ヒルズ」に隣接する約1.6haの区域。周辺市街地に調和する複合市街地の形成を目指す。建物の延床面積は9万7,010平方メートル。

 住宅の予定戸数は約500戸。ホテルは、西麻布、六本木エリアにふさわしい国際水準の宿泊機能を備えるため、外資系ラグジュアリーホテルブランドを誘致する。

 都市計画道路であるテレビ朝日通りの拡幅、「六本木ヒルズ」を含む周辺地区との回遊性を高める歩行者デッキの整備、地域の拠点となる広場の整備なども計画。さらに、地区内の3つの寺社を再配備することで、まちの歴史を継承していく。

 2023年度中に工事着工、28年度に工事竣工予定。


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