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新長田のマンション・病院の複合施設が竣工

「ASMACI神戸新長田」外観

 ミサワホーム(株)、京阪電鉄不動産(株)、特定医療法人一輝会、神戸市は16日、複合施設「ASMACI神戸新長田」(神戸市長田区)の竣工式を執り行なった。

 1995年の阪神・淡路大震災で甚大な被害を受けたJR・神戸市営地下鉄「新長田」駅南地区の再開発。神戸市を施行者に、ミサワホーム、京阪電鉄不動産、特定医療法人一輝会の3者が建設。「新長田」駅より徒歩5分に位置。敷地面積約3,736平方メートル、延床面積1万5,073平方メートル、鉄筋コンクリート造地上14階建て。1~5階が市内2つの病院が移転統合した「萩原記念病院」、6~14階が分譲マンション「ファインレジデンス神戸新長田」(総戸数80戸)となる。

 「ファインレジデンス神戸新長田」は、専有面積53.34~75.91平方メートル、間取り2LDK・3LDK。インターフォンでの健康維持・増進に係る情報発信、小児科・産婦人科・婦人科に特化した24時間対応のオンライン医療相談など、さまざまなウェルネスサポートを付帯した。6階にはコワーキングスペースを備えたオーナーズラウンジも設置。すでに全戸完売となっている。

 「萩原記念病院」は、地域の医療ニーズを踏まえ、回復期リハビリテーション・地域包括ケア・医療療養の142床を備え、4月に開院する予定。

 敷地内には広場「オーバルパーク」を整備。健康増進や防災・減災に関わるイベントを開催し、地域コミュニティの活性化を図る。災害時には避難場所としても活用する。


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