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トヨタホーム、千葉・幕張で体験型ショールーム

2階の全館空調等による健康効果等を解説した展示
「TQ GALLERY in MAKUHARI」外観

 トヨタホーム(株)とトヨタホーム東京(株)は23日、住まいの情報提供を行なう体験型ショールーム「TQ GALLERY in MAKUHARI(幕張)」(千葉市花見川区)を報道陣に公開した。4月1日に開業する。

 JR総武線「幕張」駅、京成線「京成幕張」駅から徒歩15分の総合住宅展示場「幕張ハウジングパーク」内、トヨタホーム東京の「エスパシオ」のモデルハウスを全面リノベーションした。延床面積は271.84平方メートル、鉄骨軸組み工法地上2階建て。

 1階にトヨタホームが家づくりに込めた思いや災害対策などを盛り込んだ映像を鑑賞するミニシアターを設置し、構造などの基本性能のコーナーを配置。2階には高断熱性能による快適性やカーボンニュートラルへの取り組みを紹介するコーナーを設けた。また、全5ヵ所の展示パネルにブラックライトを照射するとデータが浮かび上がる仕掛けも用意し、楽しみながら学べるように配慮した。

 トヨタホームは、2021年9月に、愛知県春日井市の工場に併設したショールーム「ふれ愛の館」をリニューアルし、今回の「TQ GALLERY」の拡大版である体感型施設「TQ FACTORY」を開設。年間2,000組以上が来場している。栃木県や山梨県の工場にも同様の体験スペースを用意した。これらの取り組みの結果、成約率はここ1年で1.3倍になったという。「TQ GALLERY」は、工場所在地から遠いエリアを中心に開設。いずれも環境への配慮から既存のモデルハウスをリニューアルする形で展開する。今回が初弾で、今後も全国の販売会社との協力で出店していく。「TQ GALLERY in MAKUHARI」では、従来のモデルハウスで年間300組だった来場者数を400~500組にまで引き上げたい考え。開業前の事前案内を行なう今週末だけで20組の予約が入っている。

 同社取締役副社長の横田純夫氏は、「TQ GALLERYなどのほか、まちかど展示場も積極的に出店していく予定だ。ウェブだけのやり取りだけでは、リードタイムが長くなり、成約になかなか至らない傾向がある。さまざまな施設を用意することで、お客さまと対面で接客できる機会を増やし、成約率を高めていく」と述べた。

ブラックライトを照射するとイラストが浮かび上がる展示スペース
「さまざまな場を設けることで、対面接客の機会を増やす」と話す、横田副社長


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