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新築分譲物件で既存物件物品をアップサイクル

 三井不動産レジデンシャル(株)は29日、「土地の記憶」プロジェクトの始動を発表した。

 分譲する新築物件において、これまで再利用が困難なために廃棄していた敷地や既存建物内等の物品をアップサイクルする試み。

 同社では従来から、計画地内の既存樹木や建物の保全・再利用、計画地周辺に所縁のある象徴性の高い物品等を残して新築計画に取り入れるといった取り組みを実践してきた。今般、環境負荷低減にも配慮したアップサイクルの発想も併せて取り入れることで、分譲する新築物件の付加価値創出につなげる。

 東京都杉並区にある計画地では、築後約90年が経過する住宅内の大梁を活用し、新築物件内の階数表示サインとして設置する予定。また、東京都板橋区の計画地では、植樹されていてたケヤキをはじめとする既存樹を共用部分の家具やアート、内装仕上げ材とする計画を立てている。


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