東急不動産(株)はこのほど、松前町(北海道松前郡)と共同で、松前町のまちの将来計画である「松前町スマート・シュリンクSXビジョン」を作成。同ビジョンの実施に向け「令和5年度企業連携まちづくり計画の推進業務に係る協定書」を締結したと発表した。
同社は2019年に松前町と風力発電事業の推進と地域活性化に関して協定書を締結。非常時に風量区発電所の電力を活用できるシステムの検討や再生可能エネルギーに関する小中学校での出前授業などで地域の貢献活動を実施してきた。松前町は、人口減への取り組みが課題とされており、同社と松前町で、22年4月に課題解決に民間企業の知見を取り入れることを目的に協定を締結。人口減少の中にあっても町民生活の質を維持・向上させるまちであることを目指す計画作成に着手。23年2月に、“スマート・シュリンク(賢く縮む)”の考え方を取り入れた同ビジョンをとりまとめた。
同ビジョンは、今年度からスタートする「松前町総合計画 後期計画」にも反映される。
同社と松前町は、このビジョンの推進について協力していくことで合意。同社は、これまで続けてきた地域貢献活動と同ビジョンを連動した体系的な取り組みを進める。