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湯川秀樹博士旧宅の改築工事に着手/長谷工

 (株)長谷工コーポレーションは21日、日本初のノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹博士の旧宅の改築工事に着手したと発表した。

 同社は、博士の功績・足跡を後世に伝え、これからの科学・技術・学術の発展、人材育成のための施設として有効活用していきたいという京都大学の考えに賛同。同旧宅を取得の上、2021年8月に京都大学に寄付した。

 京阪鴨東線「出町柳」駅徒歩10分に位置。敷地面積727.40平方メートル、木造2階建て。座敷、次の間、書斎兼応接室、主庭から見た主屋の風景は保存。その上で、建物の新たな中心となるロビーと大学の賓客対応に必要な機能を増築し、新たな現代木造建築として再構築する。増築・改修後の延床面積は358.18平方メートル。
 改築設計は(株)安藤忠雄建築研究所、改築工事は(株)細田工務店と(株)安井杢工務店が担当。改築設計ならびに改築工事も寄付の一部となる。

 工期は24年3月までの予定。

座敷から主庭の完成予想パース


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