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秋田の地域共生PJを開業/東急不

 東急不動産(株)は24日、参加型の新しい地域共生プロジェクトとして、地域の資産を活用した新施設「TENOHA 能代」(秋田県能代市)、「TENOHA 男鹿」(秋田県男鹿市)を開業した。 

 両市は、洋上風力発電の導入が進む地域。同社は再生可能エネルギーの導入を地域のまちづくりに生かすため、(株)北都銀行、(株)工藤浩平建築設計事務所、(株) See Visions とプロジェクトチームを設立。「地域の大切な資産を活用した施設運営事業」の計画を推進しており、今回2つの施設を開業した。

 「TENOHA 能代」は、2020年に閉校した旧能代市立常盤小・中学校の一部を同市から賃借し、リノベーションして開設。地域交流スペース「みんなのリビング」や、34席のシェアオフィス、11~20平方メートルのレンタルオフィスを整備した。

 「TENOHA 男鹿」は、「男鹿」駅前に位置する秋田海陸(株)の事務所を賃借して、リノベーション。地域交流スペース「みんなのリビング」「みんなのテラス」や、17~78平方メートルのレンタルオフィスを用意した。

 施設の企画・運営に取り組む会員企業や地域会員を募集。「街づくり・建築・観光・教育・再生可能エネルギー」等をテーマに、運営する。また、22年12月から地域住民やパートナー企業と共に施設の企画開発を行なう「みんなでつくるプロジェクト」も推進中。今後もワークショップやイベントを通じ、地域住民が施設づくりに努める。


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